
先日、友人のお庭でたくさん咲いたラベンダーを分けていただきました。
手渡された瞬間から、ふわりと広がる清々しい香り──
そのやさしさに、思わず深呼吸。胸いっぱいに夏の風が吹き込むようでした。
電車で持ち帰る道中も、ラベンダーの香りがほんのりと車内に漂って
きっと近くにいた方々にも小さな癒しを届けていたかもしれません。
自然の香りには、知らず知らずのうちに心をほぐす力があるのですね。
帰宅してからは、さっそくラベンダースティック作りに取り掛かりました。
フレッシュなうちに束ねて、リボンでくるくると編み込む作業は、
まるで香りと対話するような、静かなひととき。
仕上がったスティックは、引き出しや枕元に忍ばせて、やさしい眠りのお守りに。
そしてもうひとつのお楽しみ──

刻んだラベンダーをリカロマミニに入れて、ゆっくりと蒸留。
ガラスの器にぽつりぽつりと落ちてくるラベンダーウォーターのしずく。
空間に広がる甘く澄んだ香りに包まれて、心の奥までほぐれていくのを感じました。
我が家のラベンダーは鉢植えですが、友人のところは地植え。
土の温かみと太陽の光をたっぷり浴びて、とても元気に育っています。
植物の声を聴きながら過ごす毎日は、ささやかだけれど確かな喜びに満ちています。
たくさん分けていただいたラベンダーは、お世話になっている方々や仲間にもお裾分け。
「わぁ、いい香り!」という笑顔の連鎖に、私自身がまた癒されました。
季節は夏へと向かい、気温や湿度の変化で少し疲れが出やすい時期。
そんな時こそ、自然の恵み──植物の香りにふれて、心とからだを整えていけたら。
ラベンダーのやさしさとともに、皆さまの毎日が穏やかでありますように。

