バラジャムを作りました🌹

先日伺った宍戸園さんのバラで、ジャムを作りました。
花びらをゆっくりと煮ていくと、
あの日の朝に感じた澄んだ香りがふわりと立ちのぼり、
キッチンの空気までも柔らかく染めていくようでした。

火加減を見守りながら花びらを混ぜるたび、
畑に広がっていた静かな時間や、
摘みたてのバラの温もりが思い出され、
その香りに包まれながら作業するひとときは、
まるで小さなご褒美のようでした。

バラにはペクチンが含まれていないので、
そのままでは固まりにくいジャムになります。
そこで今回は、市販のペクチンと
レモン果汁をほんの少し加えて、
花びらの色と香りを損なわないように
弱火でゆっくりと煮詰めていきました。

火にかけている間、花びらが透き通るように柔らかくなり、
淡い紅色が少しずつ深みを帯びていく様子は、
見ているだけで心が静かに整っていきます。
とろりと優しいとろみがついた頃には、キッチンいっぱいに
バラの香りとレモンの爽やかさがふんわりと広がり、
季節の恵みをそっと瓶に閉じ込めるような気持ちになりました。

パンにのせても、紅茶にひとかけ落としても、
そのたびにバラの香りがふわりと広がり、
忙しい日常の中に、ほんの少しだけ優しい余白が生まれます。
そんな時間を届けてくれるバラの力に、改めて心が温かくなりました。